【コートのクリーニング、出した時ありますか?】
一年で一番寒いこの季節、外出時にはコートは欠かせません。何種類かのコートを気温によって着回ししている方や、お気に入りのコートを冬の間はずっと着ている方など様々でしょう。コートは洋服と違って気軽に自宅で洗濯できないけれど、クリーニングにはどのくらいの頻度で出せばいいの?あまり汚れていないので暖かくなって着なくなったらそのままクローゼットにしまおうか…と思っている方!一度コートのクリーニングについて考えてみませんか?これから卒業式や入学式で使うかもしれない、しまいっぱなしのコートも含めて、上手なお手入れの仕方と保管方法をお伝えします。
【コートをクリーニングに出す時期、回数】
まずコートを自宅で洗濯しない前提で、クリーニングに出す時期を考えてみましょう。特に気になる汚れがないのであれば、通常は冬の間使い終わった後が一番いいでしょう。外出時の目に見えない外の塵や埃がコートに付着している状態で、春先そのままクローゼットに保管することはお勧めしません。また首元は、直接肌に触れる部分なので汗や生地の汚れがついている場合もあります。コート類は洋服と違い、値段も高いですし何年も使えるものです。使い終わったら次のシーズンも気持ちよく着られるように、クリーニングに出しましょう。
お子さんのいらっしゃる方や、電車通勤などで人と密着しやすい環境でコートを着ている場合、様々な理由で汚れやシミが突然付く場合があります。この場合は、軽く水を含ませた布などで叩きながら汚れを落とし、なるべく早めにクリーニングに出すことをお勧めします。時間がたつとシミが落ちづらくなり、コートが着られなくなると新品のコートを購入しなければならなくなるので、クリーニング代より高い出費になってしまいます。できるだけ早急にクリーニング店に相談に行くことをお勧めします。
次にクリーニングに出す回数ですが、一般的に年に1回程度で良いでしょう。あまり頻繁にクリーニングに出すと生地の状態にもよりますが、生地を傷めることにも繋がります。自宅でのコート類の洗濯は、生地に負担がかかり元の状態に戻らなくなるおそれもあるのであまりお勧めしません。特に値段が高いものは失敗すると精神的負担も大きくなる為、必ずクリーニングを利用するようにしましょう。
【オフシーズンのコートの保管方法】
オフシーズンはコートをクローゼットに保管するわけですが、せっかくクリーニングに出しても保管方法によってカビが生えたり虫食いになってしまったら意味がありません。ここで上手なコートの保管方法です。
まずクリーニングから帰ってきたコートはビニールが付いていると思いますが、保管の際はビニールを外して保管しましょう。埃がつかないからビニールをつけたままのほうが良いのでは?と思われるかもしれませんが、湿気がたまりカビの生える原因にもなります。特にコートはウールやアンゴラなど自然な素材のものも多く、洋服よりも湿気に弱いです。
次にハンガーですが、もし木製のハンガーがあればぜひ使用しましょう。木が湿気を吸ってくれるのでコート類のカビの浸食を防いでくれます。
オフシーズンのコート類はたいていクローゼットの奥に、スーツなどと一緒にまとめて保管することが多いと思います。
なるべくぎゅうぎゅう詰めにしないで、隣の洋服やスーツとの間隔は適度に明けたほうがいいでしょう。とはいえ、クローゼットの大きさは限られているのでオフシーズンの洋服は詰め込みたくなりますよね。その場合定期的にクローゼットの扉を開けて喚起するようにしましょう。特に湿度80%以上になると、締め切られたクローゼットは大変危険です。梅雨の時期や冬、暖房機で部屋が結露する時期は特に、週に1回はクローゼットを開け中身を確認しながら喚起をして湿度を外に逃がしましょう。
【クリーニングで落ちる汚れの種類!捨てる前に一度相談を】
・気を付けていたのに、コートにカビが生えていた…
・気が付かないうちにいつのまにかシミが付いていた…
そんな時こそクリーニングの本領発揮です!カビやシミなどの汚れに気づいたらなるべく早めにクリーニングに出しましょう。ほとんどのクリーニング店がオプションでのカビ取り加工やシミ抜きサービスを実施しています。口紅やリップグロスの付着なども、持っていくのが早ければ早いほど綺麗になります。
また、虫食いの原因はコートを使用した後クリーニングに出さないまま保管すると、塵や埃などを栄養にして虫が成長しやすい環境になり生じることがほとんどです。汚れていないな~と思っても、シーズンオフの前には必ずクリーニングをして清潔な状態で保管するようにしましょう。
【コートクリーニングのまとめ】
自分の体を寒さから守ってくれるコート。これから卒業式や入学式などイベントが多い春、一度クローゼットの中を確認しながらコートを綺麗にしてみましょう!クリーニングで綺麗になったコートを次のシーズンまで大切に保管しておけば、寒くなってもすぐに綺麗なコートが使えて安心ですね。